MOBAC SHOW 2025 イベントレポート

2025年2月18日、インテックス大阪で開催された「MOBAC SHOW 2025」に参加しました。
製菓・製パン業界の最新技術・原材料・トレンドが集まる展示会で、多くの刺激を受けました。

恵那川上屋 鎌田真悟氏 セミナー・直接の学び

その中でも特に心に残ったのが、恵那川上屋 鎌田真悟さんのセミナーと、セミナー後に直接お話しできたことです。

鎌田さんは、岐阜を拠点に、栗を中心とした地域資源を活かしながら
「地域×お菓子」の新しい可能性を切り拓いている方です。

恵那川上屋 恵那峡店

セミナー後、直接お話しする機会があり、いくつもの印象的な言葉をいただきました。
「お菓子屋は、スーパーの商品と違い、“素材”や“お菓子そのもの”のストーリーを語れる存在である」

栗きんとんのたね | 恵那川上屋

これは、セミナー後の会話の中で聞いた言葉ですが、自分自身の考え方にも大きな影響を与えてくれました。
価格や機能だけでなく、背景や想いをどう届けるかが、これからの時代に求められているのだと再認識しました。

さらに、鎌田さんが語っていたのが、
「職人を大リーガーにする」 という考え方です。

ただ黙々と作業をこなす職人ではなく、地域や日本を代表する“誇り”として、職人自身が輝ける環境をつくる。
この考え方は、製造現場の人材育成や、ものづくり全体の価値向上につながる、非常に面白い視点だと感じました。


そしてもう一つ感動したのが、
「食文化・農業・芸術の三者が喜ぶ仕組みをつくる」 という取り組みです。

お菓子は単なる商品ではなく、地域の農業、地元の文化、
そして芸術性を融合させることで、関わる全ての人が幸せになる仕組みを構築されている。
その実践こそが、これから求められる地域発ブランドの理想形だと感じました。

自分自身の気づき

今回の展示会と鎌田さんとの対話を通じて、改めて感じたのは、
「自分たちが周りを幸せにするんだ、と言い続けることの大切さ」 です。

商品を売るため、利益を上げるためだけでなく、
「地域やお客様を幸せにするんだ」という想いを持ち続け、
それを発信し続けることこそが、共感を呼び、結果として事業の発展につながる
——そんな確信を得ることができました。


今後も、自社の商品や活動を通じて、地域の魅力を発信し、
関わる人すべてが誇りと幸せを感じられるような取り組みを続けていきたいと思います。


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