広島で話題。江田島発人気定番さつまいも菓子|レトロ図鑑③

広島で大人気、気づけば手が止まらないさつまいも菓子。
その素朴でしみじみとした美味しさは、一度食べると心に残ります。
噛むほどに広がるやさしい甘みと、カリッと軽い食感。
毎日食べたくなる——
そんなおやつが、江田島にあります。


目次

■ 江田島発 てくてく本舗の『おさつロング』

てくてく本舗は、広島県・江田島で、さつまいもを中心にものづくりを続けているお店です。
島の畑で育ったさつまいもを使い、素材の味を活かしたお菓子・パンづくりを続けています。


島の畑でさつまいもを育て、
収穫した芋を熟成させ、
お菓子やパン、壺焼き芋などへと仕上げていく。

栽培から加工までを一つの流れとして大切にしながら、
土地の恵みを、日々の食として届けています。

島の風景や暮らしと切り離さず、さつまいもと向き合ってきた姿勢が、
てくてく本舗のおいしさの土台になっているように感じます。


■ 食べるほどに、素材の声が聞こえる『おさつロング

今回紹介するのは、
そんなてくてく本舗がつくる
おさつロング

江田島産のさつまいもを薄くスライスし、
シンプルに素揚げした一品です。

噛んだ瞬間の軽い食感。そのあとに、じんわりと広がるさつまいもの甘み。
ほどよい塩味が、さつまいも本来の甘みをまっすぐ引き立てます。
ひと口ごとに感じるのは、素材と手仕事の積み重ねです。


■ 江田島とさつまいも

江田島では、さつまいもが暮らしに身近な作物として親しまれてきました。
瀬戸内の穏やかな気候のなかで、畑と向き合いながら育てられてきた作物のひとつです。

近年では、耕作放棄地を活用しながら、
もう一度さつまいもを育て、食へとつなげていく取り組みも行われています。
畑を耕し、芋を育て、熟成させ、加工する。
こうした一連の取り組みは、てくてく本舗さんを中心に広がっています。

江田島のさつまいもには、
派手さよりも、日々の食卓に寄り添ってきた時間があります。
甘さの奥に感じる、どこか懐かしい味わいは、
土地と人の手が積み重なってきた証のようにも思えます。

■ 芸陽堂が記録しておきたい味

芸陽堂では、「これは知っておいてほしい・伝えたい」
そう思った味を、レトロ図鑑として記録しています。

てくてく本舗の『おさつロング』も、
江田島という土地と、さつまいもに向き合ってきた人の時間が感じられる一品です。
派手さはないけれど、気づけばまた手に取ってしまう。
そんな日常のおやつだからこそ、残しておきたい味だと思いました。

現在、『おさつロング』は芸陽堂でも取り扱っています。
ちなみに、てくてく本舗の壺焼き芋も、思わず声が出るほど美味しい。



芸陽堂でも、さつまいもそのものの美味しさを楽しめる商品を取り扱っています。
おさつロングや壺焼き芋とあわせて、芋の魅力を味わってもらえたら嬉しいです。

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